September 3rd, 2013
またひとつ。
8月29日の山梨日日新聞に、
5月にハイジの村で結婚式をして頂いた
新婦様のおばあ様が作られた、
短歌が掲載されていました。
バラ香る ハイジの村に結ばるる
裾ひくドレスの 孫の麗し
読んだ瞬間、
ぶわっと鮮明に想い出されたお式。
「麗し」、
その言葉がぴったりの、本当にきれいなお姿でした。
お式の中、新婦様の晴れ姿を目に焼き付けるように、
静かにじっと見守るおばあ様の姿は、
とっても印象に残っています。
ご披露宴中、新郎様のおばあ様には、
「ありがとうねぇ。まだまだたくさんいるから、よろしくねぇ」と、
にこにことお声をかけて頂きました。
新郎新婦様にはそれぞれお姉様妹様方がいらっしゃり、
新郎様は美形3人きょうだいで、新婦様は華やかな4人姉妹。
そして、ご両家とも初めてのご婚礼。
「まだまだたくさんいるから」の意味が、自分の中でつながった瞬間、
なんとも言葉にし難い、
涙がにじむようなうれしい気持ちがあふれました。
そんなありがたいお言葉をかけて頂けるなんて。
ご両家ともにぎやかな大ご家族で、
ご家族の温かさがにじむ、とてもアットホームで素敵な結婚式でした。
ご披露宴が無事お開きとなったあと、
「おばあちゃんに逢いたいな」
という気持ちがむくむく湧いたことを覚えています。
温かさって伝染していくんですね。
新婦様のおばあ様が作られたこの短歌、
声に出しても何度も何度も読み返しています。
声に出した後は、目を閉じて、あの日の新郎新婦様と、
おばあ様方、ご両親、ご家族の皆様の顔を順番に思い浮かべて、
おもわず頬をゆるませながら。
またひとつ、
わたしの宝物が増えました。
ふく